令和初めての年賀状は令和2年元旦!そこで万年筆で年賀状を3種類書いてみました。内容は同じ、楷書・軽い行書・行書の3書体での書き分けです。参考になりなりそうならお手本にしてください。また、年賀状を書く裏ワザ的方法もご紹介します。
今回は万年筆を使用しました。使用した万年筆は『プラチナ・センチュリー#3776・F』です。万年筆の中で最も人気のあるスタンダードともいえる1本です。
自幅はF(細字)です。小さな文字ならFでちょうどいいですが、『謹賀新年』のようなある程度の大きさの文字には、M(中字)やB(太字)が良いかもしれませんね。
万年筆だけでなく、いろいろな種類の筆記具、いろいろな太さのペンで楽しみですね。
年賀状を綺麗に書くためにはきれいな配置が重要です。そこで、書き出す前に書く内容を決めてしまい、ある程度の配置を決めてしまいます。
次に、右の行から書き出した場合、次の行に移ると、すでに書いた文字に書いている手で汚してしまう可能性が有ります。ペン字なので毛筆ほどのリスクはありませんが、それでも心配です。そこで、書き終えた行には紙を乗せて汚れの防止をしましょう。
汚れ防止の最も確実な方法は、左の行から書くことです。毛筆で使われるテクニックですが、汚れ防止には最適です。また、左の行にはもう一つメリットがあって、書いた行を見ながら書くことができます。
見ながら書くということは、文字の大きさや行間などを確認しながら書くことができるのです。右の行から書くと書いている右手で隠すことになりますからね。
以上、年賀状を書くためのテクニックでした。ちょっとしたことですが、かなり楽になりますよ。
今回書いた3種類の年賀状は同じ万年筆、同じインクで書かれています。もし参考になればお手本にしてください。内容はごく一般的に『謹賀新年』です。
同じ万年筆を使っても、こうしていろいろな書体や書風を書くことができます。楷書や行書を習得すると、いろいろな表現方法の幅が広がるので楽しくなります。
ペン字で年賀状を書くことは実用書道の部類になるのですが、実用書道は芸術書道と違い才能やセンスはあまり関係ありません。楷書や行書は書き方の理論があるので、それに沿って書くだけです。
そんな理論もたくさんあるわけではなく、基本文字の理論が理解できたら難しい文字にも応用が効くのです。
各ペン字講座は「短期間で美文字になれる」と謳っていますが、決してウソでも大げさでもなく、実際に理論を習得すれば想像以上に短期間で上達できるのです。
あとはいかに自分で楽しめるか!通信講座を受ける際も楽しむことができる人は習得が早いです。人生楽しんだもの勝ち!なのです。
美文字は理論!自分次第で驚くほど短期間で習得することが可能になります。自分の好みの書風で楽しみながら学びましょう♪
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