ペン字『令和』の書き方をご紹介します。今回は万年筆を使って『楷書・行書・草書』の3体を書いてみました。また『令』の文字の活字と手書きについてもご紹介します。
今回使用した万年筆は『PILOT・kakuno・中字』です。子供用の万年筆として大人気の万年筆ですね。書き味も安定感も高価な万年筆のようにスラスラ書けます。
『令』はひとやねの左右の払いをノビノビ書いて、気持ち大きめに書きます。中の点とマは気持ち小さめに書くとスッキリした印象になります。
『和』は禾偏が縦長、口は横長の形になります。そのために、口の上下には大きな空間ができます。禾は2画目の左側を極端に伸ばし、右側は揃えると綺麗に見えます。
全体的に中心を意識して、曲がらないように書きます。
『令』は活字の場合『卩』で、手書きの場合は『マ』で書くのが基本です。歴史的に見ても手書きで『卩』は見たことがありません。※隷書や木簡で近い形がある。
とは言っても、今は『卩』が浸透しているので、どちらで書いても構いません。今回に関しては『マ』で書いていきます。
令和を軽い行書で書くとこんな感じです。行書はバリエーションが無限にあるので、あくまで1例です。誰にでも読めて、早く書けて、少しカッコよくするには軽い行書は使用頻度が高くなるかもしれません。
令和を草書で書くとこんな感じです。令はこれが最も崩した形だと思います。和はさらに崩すことも可能です。和はひらがなの『わ』の元の字なのですが、ここまで崩してあると何となくわかりますね。
さすがに一般生活で草書を使う機会は少ないでしょう。ただ、知っているとちょっと得した気分になります。和は結構使われることがあるので、知っておいて損はありません。古いお寺や看板が読めると楽しくなります。
2019年5月1日に平成から令和に改元しました。新しい時代の幕開けです。
『平成』は漢字として結構難しいと言われてきました。『平』はバランスが取りづらく縦棒も曲がりやすくて大変!『成』は正しい筆順を知らない人が多く、さらに筆順を間違えていることがバレやすい文字でした。
『令和』は『平成』に比べると書きやすい文字ではないかと思います。書き方さえ知ってしまえばあとは慣れるだけです。これから長い間使うことになるので、書き方をしっかり覚えてしまい、堂々と書いていきましょう。
美文字は理論!自分次第で驚くほど短期間で習得することが可能になります。自分の好みの書風で楽しみながら学びましょう♪
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